成果が出る!リスティング広告設定ガイド|準備・手順・よくある落とし穴まで徹底解説
「リスティング広告を始めたいけれど、何から手をつけて良いかわからない」と感じている方は多いのではないでしょうか。
本記事では、以下の点を中心にご紹介します。
- リスティング広告の基本知識と特徴
- 成果を上げるための事前準備
- リスティング広告の具体的な設定方法
リスティング広告の設定について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
contents
リスティング広告とは
リスティング広告とは、ユーザーが検索エンジンで特定のキーワードを入力した際、その検索結果ページに表示される広告のことです。代表的なプラットフォームには「Google広告(旧AdWords)」や「Yahoo!広告」があり、検索意図が明確なユーザーに対してタイミングよくアプローチできる点が大きな強みです。
この広告の最大の目的は、商品やサービスに関心を持っている見込み顧客を効率よくサイトへ誘導し、成果(コンバージョン)につなげること。広告主はあらかじめキーワードごとに入札金額を設定し、ユーザーが広告をクリックした時点で費用が発生する「PPC(Pay Per Click)」方式が採用されています。
たとえば、「東京 歯医者 夜間」と検索するユーザーに対して、夜間診療に対応している歯科医院の広告を掲載することで、広告費の無駄を省きながらターゲットに直撃できます。
リスティング広告についてより詳しく解説していますので、こちらの記事も合わせてお読みください。
https://owned.co.jp/column/ads/listing-advertisement/
リスティング広告の設定準備
リスティング広告を始める前に、以下の準備が不可欠です。
Google広告アカウントの作成
Google広告の公式サイトにアクセスし、ビジネス用のGoogleアカウントでログイン。アカウント作成時には、「専門モード」で始めることをおすすめします。これにより、後述する詳細なターゲティング設定や入札戦略の選択が可能になります。
広告に誘導するページ(LPやサイト)の準備
広告をクリックしたユーザーを誘導する先のページが、商品・サービスの価値を的確に伝え、ユーザーのアクションを促す構成になっているかが極めて重要です。CTA(Call To Action)ボタンの設置、ファーストビューでの訴求、ページ表示速度なども最適化しておきましょう。
目標(KPI)の明確化
「1件の問い合わせにかけられるコストはいくらか」「月間で何件のリードが必要か」といったKPIを事前に数値化しておくことで、配信開始後の調整や評価がスムーズになります。Google広告のコンバージョン設定と連携させることで、目標に対する達成度を常時可視化できます。
リスティング広告で必要な設定の種類
リスティング広告を効果的に運用するには、以下の5つの主要設定カテゴリーを体系的に整えることが重要です。それぞれが連携することで、広告の成果を最大化できます。
1.キャンペーン・ターゲティング設定
キャンペーンの目的と構成
- 目的に応じたキャンペーンタイプを選定:EC販売/問い合わせ獲得/資料請求など。
- 複数キャンペーンの分割が有効:例えば「商圏×商材」や「LP別」でキャンペーンを分けることで、より精度の高い入札管理が可能になります。
地域/時間帯/デバイスの精密設定
- 地域ターゲティング:都道府県や半径指定。「東京23区」など、商圏を明確に。
- 配信スケジュール調整:営業時間に限定、またはキャンペーン成果が良い曜日・時間帯に集中。
- デバイスタイプ別入札調整:スマホCTRが高ければ入札強化、逆にPCは抑えるなど最適化が可能です。
2.キーワード設計と除外設定
キーワードの構造化
- キーワードプランナーの活用:検索ボリュームと競合度を定量的に把握し、「購入意欲層(buy intent)」のKWを選出。
- マッチタイプの使い分け:完全一致/フレーズ一致/部分一致(絞り込み含む)をバランス良く混在させ運用。
- 長尾キーワードの活用:「地域名+商品名」「サービス+使い方」などニッチKWでCV率アップ。
除外キーワードの精緻化
- ネガティブキーワード:「無料」「中古」「求人」など目的とズレる語を除外。
- 検索クエリレポートの定期チェックで、不要な検索語句を即除外リストに追加。
3.広告文とランディングページの最適化
効果的な広告文の作成
- 数字や期間限定表現:「初回限定20%オフ」「7月中のご注文で送料無料」などを明示。
- 強みの明文化:「支持率95%」「業界最安値」など数値ベースで信頼性アップ。
- CTA設置:「今すぐ予約」「無料ダウンロードはこちら」など行動誘導を明確化。
LPとの整合性
- 検索キーワードとLPファーストビューの訴求一致。
- モバイル対応・ページ表示速度の高速化(LCP2.5秒以下が推奨)。
以下の記事では、リスティング広告の広告文についてご紹介しています。ぜひご覧ください。
https://owned.co.jp/column/listing-ads-advertising/
4.入札戦略と予算管理
自動入札戦略の選択
- 2025年以降はスマート自動入札推奨:「目標CPA設定」「目標ROAS設定」で機械学習を活用。
- 初期段階では手動入札で最低クリック数を担保し、データが出揃ってから自動入札へ移行。
日予算・月予算の配分管理
- 商材別キャンペーン単位で日額予算を設定し、広告費の消化バランスを調整。
- 余剰予算の柔軟な移動:成果が出ているキーワードに自動で再配分。
5.コンバージョン計測とタグ設定
タグ設置と検証
- Googleタグマネージャー(GTM)推奨:ワンクリックでタグ運用可能。
- 必須タグ:広告クリック→申込みまたは購入までをトラッキング。
- GTMプレビュー・Googleタグアシスタントで動作確認も実施。
コンバージョンアクションとオーディエンス設定
- 温度感別CV定義(例:資料請求=低/購入完了=高)を複数設定。
オーディエンスリスト登録:「サイト訪問者」「カゴ落ちユーザー」などをリマーケティング対象に。
リスティング広告の設定手順6ステップ
リスティング広告は、正確で戦略的な初期設定が成否を大きく左右します。ここでは、初心者でも迷わず進められる6つのステップに沿って、実践的な設定方法を詳しく解説します。
Step1:キャンペーンの作成
Google広告の管理画面から「+新しいキャンペーン」をクリックし、目的を選択します。例えば「ウェブサイトでの販売を増やす」「見込み顧客の獲得」などです。目的に応じて、検索広告・ディスプレイ広告・動画広告などの種類を選択できます。
Step2:ターゲティング設定
地域(都道府県単位や半径指定)、言語、デバイス(スマホ・PC・タブレット)、配信時間帯などを設定します。例:美容室の広告であれば「営業時間に近い時間帯+近隣地域のスマホユーザー」へ絞り込むことで、効率的に集客可能です。
Step3:キーワードの設定
「キーワードプランナー」などのツールを使って、自社サービスに関連する検索語句を調査します。
- 完全一致:「東京 歯科医院」→ 完全に一致した検索のみに表示
- フレーズ一致:「”歯科医院 東京”」→ 前後に語句が付いていても表示
- 部分一致:「東京 歯医者」→ 類義語や関連キーワードにも反応
絞り込みすぎると配信されず、広げすぎると無駄なクリックが増えるため、最初はフレーズ一致と部分一致を併用するのがセオリーです。
Step4:広告文の作成
広告文は見出し3つ+説明文2つ+表示URLを設定します。例えば、
見出し1:夜21時まで診療|東京〇〇歯科
見出し2:当日予約OK・駅徒歩2分
見出し3:地域密着の丁寧な診療
説明文:忙しい方のために、夜間も診療対応。〇〇線〇〇駅すぐの便利な立地。
ユーザーの「悩み→解決→行動」を意識した構成にすると、クリック率が高まりやすくなります。
Step5:入札戦略と予算設定
入札戦略は「コンバージョン重視」「クリック重視」「表示回数重視」などから選択します。たとえばコンバージョン重視なら「目標CPAでの自動入札」がおすすめです。1日の予算は1,000円からでも始められますが、目標とするCV数に応じて調整が必要です。
Step6:コンバージョン計測の設定
Googleタグマネージャーを使えば、サイトにコードを埋め込むだけで、CV(問い合わせ完了、購入完了、資料請求など)を自動で取得可能になります。設定後は、必ず「テスト送信」や「Googleタグアシスタント」で正しく動作しているか確認しましょう。
リスティング広告を成功させる設定のコツと注意点
リスティング広告で安定した成果を上げるためには、ただ設定項目を埋めるだけでなく、戦略的に設計する視点が重要です。以下にコツと注意点を具体的に解説します。
設定のコツ
- キーワード選定では「今すぐ買いたい層」を狙うキーワード(例:「〇〇 比較」「〇〇 購入」)を重点的に狙うと、CV率が高くなります。
- 広告文に「数字(例:実績5,000件以上)」「限定性(例:7月末まで割引)」を入れると、クリック率が大きく向上。
- ランディングページ(LP)は、検索キーワードと一致する訴求をファーストビューで打ち出すことで、直帰率を抑えCV率を上げられます。
- 広告グループは1テーマに絞り、関連するキーワードと広告文を密接に連携させると、広告の品質スコアが高まり、CPCが下がる可能性も。
注意点
- 検索クエリに「除外キーワード(ネガティブKW)」を設定しないと、意図しないクリックが多発し、無駄な広告費が増加します。たとえば「無料」や「転職」など目的外の語句は除外を。
- 自動入札を選んだ場合でも、コンバージョンデータが蓄積されていない初期段階では最適化が効かないため、数週間は手動入札でテスト配信が有効。
- 表示回数が極端に少ない場合は、ターゲティングが狭すぎる、もしくは入札価格が低すぎる可能性があります。設定を広げるか、入札価格を見直しましょう。
- 配信初期は、クリック率やコンバージョン数が不安定になる傾向があるため、3日〜1週間のデータを見て判断するようにしましょう。
リスティング広告によくある設定ミスとその対処法
リスティング広告は精密な設定が求められるため、初期段階でのミスがそのまま広告費のロスにつながるケースも少なくありません。
| ミスの内容 | よくある原因 | 対処法 |
| キーワードの絞り込みすぎ | 完全一致のみで設定している | フレーズ一致や部分一致を併用する |
| CV設定漏れ | タグの設置ミス・確認不足 | Googleタグアシスタントで検証、確認ページで実テスト |
| 広告文が抽象的 | 強みやメリットが曖昧 | 数値・実績・ユーザーベネフィットを明記する |
| スマホ対策が不十分 | モバイル表示未対応のLP | レスポンシブデザインに変更、表示速度を改善 |
設定後も定期的な見直しが必要です。「設定したら終わり」ではなく、ユーザーの検索行動や市場の変化にあわせてPDCAを繰り返す姿勢が欠かせません。
リスティング広告についてよくある質問
リスティング広告の運用にあたっては、多くの方が似たような疑問を持つものです。ここでは、実際に多く寄せられる質問とその答えを取り上げ、初心者の方でも安心して広告運用を始められるようにサポートします。
リスティング広告で成果を上げたいのですが、どのようにすれば良いですか?
成果を出すためには、まず「誰に何を届けたいのか」を明確にし、それに基づいたキーワードの選定や広告文の作成が重要です。また、広告文やランディングページの改善を繰り返すPDCAサイクルの運用も欠かせません。配信結果をもとに、クリック率やコンバージョン率の分析を行い、効果の高い要素を残しながら調整を重ねていくことで、徐々に成果へとつなげることが可能です。
リスティング広告で成果を出すには何が重要ですか?
もっとも重要なのは、ユーザーの検索意図に寄り添った広告設計です。検索キーワードに対して的確な答えを提示する広告文と、その内容と一致したランディングページの構成がセットでなければ、ユーザーの行動にはつながりません。また、競合の動向を常にチェックし、自社の強みを活かした差別化を行うことも大切です。さらに、入札戦略や配信のタイミングなど細かい設定を最適化することで、効率良く広告運用ができます。
どのような企業に向いている施策ですか?
リスティング広告は、顕在層のユーザーに対してピンポイントでアプローチできるため、即効性を求める企業に向いています。たとえば、ECサイトやWebサービス、クリニック、不動産、士業など、検索時点でニーズが明確な業種との相性が良好です。逆に、ブランディングを重視する業種や、潜在層の育成を目的とする場合は、ディスプレイ広告やSNS広告との併用が有効となるケースもあります。目的に応じた媒体選びが重要です。
リスティング広告の設定についてまとめ
ここまでリスティング広告の設定についてお伝えしてきました。記事の要点をまとめると以下のとおりです。
- リスティング広告の基本知識と特徴を理解することで、ターゲットに的確にアプローチできる仕組みが見えてくる
- 成果を上げるには、目的の明確化・ターゲット設定・競合分析など、事前準備が欠かせない
- アカウント作成からコンバージョン設定までの各ステップを丁寧に行うことで、効果的な広告運用が可能になる
「なんとなく」で始めてしまうと失敗しやすいのがリスティング広告です。だからこそ、正しい知識と段取りを踏まえて準備することが成果への近道です。
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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