【初心者向け】リスティング広告の始め方と運用ポイントをステップ解説!
「集客を強化したい、でも何から始めればいいかわからない」そんな方にこそリスティング広告は効果的な選択肢です。
本記事では、以下の点を中心にご紹介します。
- リスティング広告の基本と始める前に知っておくべきこと
- 広告出稿までの8つのステップ
- 効果的に運用するためのポイント
リスティング広告を活用して、ビジネスの成果を最大化するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
なお、広告運用の具体的な手順を確認したい方は、リスティング広告の設定方法を詳しく解説した以下の記事もあわせてご参照ください。
https://owned.co.jp/column/ads/listing-ads-settings
contents
リスティング広告とは

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、ユーザーが検索したキーワードに連動して表示される広告のことです。検索結果ページの上部や下部に表示されることが多く、「検索連動型広告」とも呼ばれます。ユーザーの検索意図に応じて広告が表示されるため、商品やサービスに関心を持っている見込み顧客に直接アプローチできるのが特徴です。
クリックごとに課金される「クリック課金制(PPC)」を採用しており、広告が表示されただけでは費用が発生しません。そのため、予算をコントロールしやすく、小規模な企業や個人でも始めやすい広告手法として広く利用されています。検索意図に即した的確な広告配信が可能なことから、効果測定や改善のしやすさもあり、今や多くの業種で活用されているマーケティング施策の一つです。
このような特徴を持つリスティング広告ですが、効果的に活用するためには事前の準備や戦略が重要です。
リスティング広告の仕組みや費用の構造、掲載順位の決まり方などをより詳しく知りたい方は、以下の記事でさらに解説しています。
https://owned.co.jp/column/ads/listingads-structure
リスティング広告を始める前に知っておきたい5つの準備ポイント

リスティング広告を成功させるには、いきなり配信を始めるのではなく、事前準備が非常に重要です。ここでは、広告運用の前段階で確認すべき要素について解説します。
3C分析で広告戦略の軸を固める
3C分析とは、以下の3要素を明確にして、広告の方向性を定めるための手法です。
- Customer(顧客):どのようなニーズ・検索行動を持つかを調査
- Company(自社):提供できる価値・強みを棚卸し
- Competitor(競合):他社の広告文・配信内容をリサーチし、差別化ポイントを特定
これにより、無駄な配信を防ぎ、訴求の軸が明確になります。
メリットとデメリットを事前に把握する
リスティング広告の代表的なメリットと注意点は以下の通りです。
メリット
- 検索意図に即して配信できるため、CV率が高い
- 少額予算からスタート可能
- 柔軟に配信・停止・変更が可能
デメリット
- 競合が多いとクリック単価が高騰しやすい
- 誤設定で無駄な費用が発生するリスク
メリットとデメリットの両面を正しく理解することは、リスティング広告を有効に活用するうえで欠かせません。それぞれの特性を把握したうえで、自社の商品やターゲットに最適な運用方法を選択することが大切です。安易に始めるのではなく、事前に戦略を練ることが成果につながる第一歩となります。
GoogleとYahoo!の媒体特性を整理する
媒体ごとの特徴は以下の通りです。
| 媒体 | 強み | 向いているケース |
|---|---|---|
| Google広告 | AI最適化/モバイル対応/若年層リーチ | EC・スマホアプリ・BtoB系 |
| Yahoo!広告 | PC利用層・中高年層への強み | 不動産・金融・比較検討型商品 |
各媒体の特性を理解したうえで、狙いたいユーザー層や配信目的に最適な選択を行うことが大切です。必要に応じて、Google広告とYahoo!広告の両方を併用することも視野に入れましょう。
リスティング広告の費用相場
リスティング広告は少額から始められる柔軟な広告手法ですが、実際にどの程度の費用がかかるのかを把握しておくことは非常に重要です。
クリック単価の目安(業種によって大きく異なります)
- 競合が激しい業種(例:保険・法律):1クリック 500円〜2,000円以上
- 中程度の競合(例:美容・教育):1クリック 100〜300円程度
- ニッチな分野(例:地方特化型サービス):1クリック 10〜100円前後
月額予算の目安
- 最低ライン:月額3万円前後(検証レベル)
- 推奨予算:月額10万円〜(継続改善を行う前提)
これらの金額はあくまで目安であり、配信キーワードやターゲット設定によって大きく変動します。初期段階では、テスト配信を通じて費用対効果を見極め、段階的に投資を調整していくことが成功への近道です。
広告代理店に依頼する選択肢も頭に入れておく
リスティング広告は自社で運用することも可能ですが、知識や経験がない場合は代理店に依頼するという選択肢も有効です。代理店を活用することで、初期設定や運用改善をプロに任せることができるため、時間的・人的リソースを節約できます。また、ABテストやキーワード分析、レポート作成などの業務も任せられるため、より精度の高い運用が期待できます。ただし、代理店に依頼する場合は、手数料が広告費とは別にかかる点を理解しておく必要があります。自社で対応できるかどうかを見極めた上で、必要に応じて外部の力を借りることも検討してみましょう。
実際の戦略設計や成功事例を踏まえた運用ノウハウについては、以下の記事でさらに深掘りしています。運用の具体像をつかみたい方はぜひご覧ください。
https://owned.co.jp/column/ads/listing-ads-strategy
リスティング広告の始め方|出稿までの8ステップ

リスティング広告は、ただ始めるだけでは十分な効果が出ません。確実に成果につなげるためには、適切なステップを踏んで準備し、戦略的に運用を開始する必要があります。ここでは広告出稿までの流れを8つのステップに分けて解説します。
1.広告配信目的・配信媒体を決める
まず初めに明確にすべきなのが、「なぜ広告を出すのか」という目的です。資料請求や商品購入、来店予約など、目的に応じてターゲティングやキーワードの選定方法が大きく変わってきます。また、配信媒体も同時に決めておく必要があります。Google広告とYahoo!広告のいずれを利用するか、あるいは両方を併用するかを判断し、それぞれの特徴と自社の目的に照らし合わせて選定するのが理想的です。
2.広告アカウント開設
広告を始めるには、まずGoogle広告またはYahoo!広告のアカウントを作成する必要があります。アカウントは無料で作成でき、広告出稿や入札の設定、レポートの確認などをこのアカウントで一括管理します。作成時には企業情報や支払い方法の登録も行うため、あらかじめ準備しておくとスムーズです。
Google広告アカウントの開設方法
Google広告のアカウント開設は、Googleアカウントを用いて行います。まずGoogle広告の公式サイトにアクセスし、「今すぐ開始」ボタンからスタートします。ビジネス情報やウェブサイトURL、広告目的などを入力しながらガイドに従って進めていけば、特別な知識がなくても10分程度で開設可能です。初心者向けのスマートモードでスタートすることもできますが、本格的な運用をするなら「エキスパートモード」への切り替えが推奨されます。
Yahoo!広告アカウントの開設方法
Yahoo!広告のアカウント作成もオンライン上で完結できます。Yahoo!ビジネスIDを取得し、ログイン後に広告アカウントを申請します。必要事項を入力し、審査を通過すればアカウントが利用可能になります。Google同様に、アカウント作成時には企業情報や連絡先、請求先情報などを入力するため、事前準備をしておくとスムーズです。
3.アカウント構成を考える
アカウントを作成した後は、広告の配信構造を設計します。リスティング広告では「キャンペーン」「広告グループ」「広告」「キーワード」といった階層構造で設定を行います。たとえば、商品カテゴリごとにキャンペーンを分け、その中で地域やターゲット別に広告グループを設けるといった具合です。この構造を適切に組むことで、管理がしやすくなり、後々の分析や改善もしやすくなります。アカウント構成は最初の段階で慎重に設計することが、効果的な運用の鍵を握ります。
4.広告文を考える
広告文は、ユーザーが検索結果で最初に目にする部分です。限られた文字数の中で、訴求力のあるメッセージを届ける必要があります。タイトルには検索キーワードを自然に盛り込み、ユーザーの関心を引く表現を意識します。説明文では、サービスの特徴やメリットを簡潔に伝え、アクションを促す表現(例:「今すぐお問い合わせ」など)を入れると効果的です。A/Bテストを行いながら複数パターンを用意しておくのも良い方法です。
5.キーワード・広告を入稿する
続いて、実際に広告で使用するキーワードと広告文を入稿します。キーワードはユーザーの検索意図を反映したものでなければ効果が薄いため、競合や検索ボリューム、ユーザー心理を踏まえて慎重に選定する必要があります。広告とキーワードは密接に関連付けられるため、訴求内容と一致したものをグルーピングして設定します。こうすることで広告の品質スコアも向上し、費用対効果の高い配信が可能になります。
6.支払い情報の設定
広告費の支払いに関する情報も、広告運用開始前に設定しておく必要があります。Google広告・Yahoo!広告ともに、クレジットカードや銀行口座振替など複数の支払い方法が選択可能です。定額予算を設定することで、使いすぎを防ぎつつ効率的な配信が実現できます。請求サイクルや支払日についても事前に確認し、運用に支障が出ないよう管理体制を整えておきましょう。
7.成果計測用のタグ設定
広告がクリックされた後、どのような行動をユーザーが取ったのかを把握するために、成果計測タグ(コンバージョンタグ)を自社サイトに設置します。この設定により、広告経由での資料請求、購入、問い合わせといったアクションが測定可能になります。Googleタグマネージャーを活用すれば、タグの管理が一元化でき、複数の広告媒体を利用している場合でも便利です。正確な成果を把握するためにも、タグの設置と動作確認は必ず行いましょう。
8.キャンペーンの配信設定をオンにする
ここまでの準備が整ったら、いよいよ広告キャンペーンを「オン」にして配信を開始します。配信スケジュールや地域、デバイスなどの細かい条件も設定できるため、ターゲットに合った条件でスタートすることが大切です。初動での成果を注視しながら、必要に応じて予算やキーワード、広告文の調整を行い、少しずつ最適化していくことが求められます。運用は始まりにすぎません。ここからが本当のスタートラインです。
リスティング広告を上手に運用する5つのポイント

リスティング広告は、出稿して終わりではなく、配信後の運用フェーズこそが成果の明暗を分ける重要なポイントです。ここでは、広告を効率よく最適化し、無駄なコストを抑えながら成果につなげるために実践すべき5つのポイントを解説します。
キーワードを増やしすぎない
リスティング広告では、できるだけ多くのユーザーにアプローチしようとしてキーワードを過剰に登録してしまうケースがあります。しかし、キーワードの量が増えると広告グループ内の関連性が薄まり、品質スコアが低下しやすくなるほか、配信が分散し効果が見えにくくなるという課題も生じます。
特に、1つの広告グループに幅広い意図の異なるキーワードを混在させてしまうと、メッセージの一貫性が失われ、クリック率やCV率の低下につながるリスクも高まります。
重要なのは、「検索意図との一致度」を軸にキーワードを厳選し、必要最小限で設計すること。初期段階では10個以内のキーワードから始め、効果検証をもとに段階的に広げるのが理想的です。
キーワードごとにマッチタイプを見直す
マッチタイプとは、ユーザーの検索語句と登録キーワードとの一致度を定義する仕組みで、主に以下の3種類があります。
| マッチタイプ | 特徴 | 表示の範囲 |
|---|---|---|
| 完全一致 | 指定キーワードと完全に一致した検索のみ表示 | ピンポイントに絞った配信が可能 |
| フレーズ一致 | 登録語句を含む語順が近い検索で表示 | 意図をある程度保ちながら幅を持たせる |
| 部分一致 | 登録語句と意味が近い検索語句にも表示 | 表示範囲が広く、多くの流入が見込める |
運用初期では幅広く配信できる「部分一致」を選びがちですが、表示回数やクリック数が増える一方で、意図しないユーザーへの露出によってCPAが悪化する恐れもあります。
成果が出やすいマッチタイプは業種や目的によって異なるため、配信結果を定期的に分析し、広告ごとに適切なマッチタイプへ切り替える柔軟な姿勢が求められます。
不要なキーワードを除外する
運用を開始すると、思わぬ検索語句で広告が表示され、無関係なユーザーによってクリックされることがあります。こうした「関心が低い層からの流入」は、費用だけが消化され、成果には結びつきにくいため注意が必要です。
無駄な表示を防ぐには、「除外キーワード」の設定が効果的です。例えば、自社が提供していない価格帯やサービス内容(例:無料・中古・違うブランド名など)が含まれた検索語句は、事前に除外登録しておくことでクリック単価のムダを大幅に削減できます。
除外設定を行う際のチェックポイント
- 週1回以上「検索語句レポート」を確認
- 成果につながらなかった検索語句は都度リスト化
- 除外KWが増えすぎた場合は、優先度ごとに整理
除外設定は「守りの施策」ではありますが、継続的に見直すことで費用対効果を最適化する重要な運用手段となります。
見出しや広告文を見直す
広告文は、検索結果ページにおいて最も目立つ情報です。たとえキーワードや入札戦略が完璧でも、広告文の魅力が不足していればユーザーは興味を示しません。逆に、適切な表現に変更するだけで、クリック率やコンバージョン率が大幅に改善されることも珍しくありません。
改善のための基本的な視点は以下の3点です。
- 検索キーワードとの関連性が明確か
- ベネフィットや強みが端的に伝わっているか
- 行動を促す明確な訴求(CTA)が含まれているか
A/Bテストを継続的に行い、どの表現が最も成果につながるかをデータで検証することで、広告の訴求力を磨き上げていくことが可能です。
効果測定を実施する
リスティング広告の大きな利点は、すべての成果が数値で可視化できる点です。しかし、その強みを活かすには、正しい指標を正しいタイミングで確認し、改善アクションにつなげることが不可欠です。
代表的な分析指標と改善につながる視点は以下のとおりです。
| 指標 | 意味 | 見直しのポイント |
|---|---|---|
| CTR (クリック率) | 広告が表示されたうちクリックされた割合 | タイトルや説明文の見直しが有効 |
| CVR (成約率) | クリック後にコンバージョンに至った割合 | LP改善やCTA強化が必要 |
| CPA (獲得単価) | 1件あたりの成果にかかった広告コスト | 不要KWの除外・入札単価の調整が有効 |
運用が軌道に乗っても安心せず、定期的な数値チェックと仮説検証の繰り返しによって、広告の精度はさらに高められます。
実際の戦略設計や成功事例を踏まえた運用ノウハウについては、以下の記事でさらに深掘りしています。運用の具体像をつかみたい方はぜひご覧ください。
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リスティング広告運用の改善サイクルと体制づくり

リスティング広告の成果を持続的に高めていくには、スポット的な改善ではなく、継続的にPDCAを回せる運用体制の構築が重要です。ここでは、成果を出し続ける企業が実践している、改善の仕組みとその進め方について解説します。
改善サイクルは「3つの視点」で回す
単純な数値の上下だけで一喜一憂せず、以下の3つの視点から原因と対策を明確にしていくことが、成果改善の鍵です。
| 視点 | 確認すること | 改善の方向性例 |
|---|---|---|
| 広告設定の視点 | キーワード、広告文、除外設定の妥当性 | 表現の変更、マッチタイプの見直しなど |
| ユーザー行動の視点 | LPでの離脱やCV完了率の変動 | LP改善、CTA文言の調整 |
| 競合環境の視点 | 競合の露出状況や単価変動 | 入札戦略や配信時間帯の調整 |
改善は1つの要因だけで完結しないことが多いため、「構成」「行動」「環境」の3面から仮説を立てて検証する姿勢が不可欠です。
運用の属人化を防ぐための体制づくり
リスティング広告は、担当者の知識や経験に依存しがちですが、属人的な運用は改善の持続性に課題が残ります。チームや社内体制で取り組むための基本設計として、以下のような役割分担と情報共有の仕組みが有効です。
運用体制の一例
| 役割 | 主なタスク |
|---|---|
| 広告運用担当 | 入稿・除外設定・指標の監視 |
| クリエイティブ担当 | 広告文やバナーの改善・検証 |
| データ分析担当 | レポート作成・仮説出し・次回提案 |
| 管理責任者 | 成果管理・方針決定・代理店連携の窓口 |
また、定例会議でレポートを共有する仕組みをつくることで、改善サイクルを社内に定着させることが可能になります。
レポートは「見る→判断→実行」の流れを意識
レポートを作って終わりではなく、**「データを見る→課題を判断する→改善施策を実行する」**という行動につながるアウトプットが求められます。
効果的なレポート作成の工夫
- 指標の推移をグラフで可視化し、前月比・目標比で変化を把握
- 改善ポイントを箇条書きにし、優先順位を添える
- アクション案は「現状→課題→対応案」の構成で記載
こうした「報告で終わらせない」レポート文化をつくることが、チーム全体で成果を出し続けるベースになります。
リスティング広告の本質的な改善は、「勘や感覚」に頼らず、数値とプロセスをもとにPDCAを継続することにあります。属人化を避け、改善の仕組みを社内に根付かせることで、広告の成果は安定して積み上がっていきます。
リスティング広告の始め方と運用の全体像まとめ

ここまでリスティング広告を効果的に始めるためのポイントについてお伝えしてきました。記事の要点をまとめると以下のとおりです。
- リスティング広告を始める前に、3C分析や費用感、媒体ごとの特徴などを事前に把握しておくことが大切
- 広告配信までには、目的設定からアカウント開設、キーワードや広告文の作成、効果測定の準備まで、8つのステップを順を追って進めることが重要
- 運用開始後は、キーワードの最適化、広告文の見直し、除外設定や効果測定を継続的に行うことで、より良い成果につなげられる
リスティング広告は、始め方と運用方法を正しく理解することで、想像以上の効果を得られる可能性があります。
まずは小さな一歩から、ぜひ自社のマーケティングに取り入れてみてください。
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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