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支援事業
初めての開発案件も安心!スムーズな連携で実現した『カチダス』開発の全貌
Ownedは、キーワードマーケティングがPR効果試算シュミレーターとして提供している「カチダス」のシステム開発を2023年12月からご依頼いただいています。今回、『カチダス』開発に至った経緯や、その後の取り組み、そしてキーワードマーケティングが目指す今後について、キーワードマーケティングの代表である瀧沢さんと広報の西さんにインタビューを行いました。(インタビュアー:Owned 信谷)
今回お話しをお伺いしたのは瀧沢さん
1989年生。愛知県名古屋市出身。ニアショア拠点である九州佐賀支社の立ち上げに携わり、広告運用のオペレーションセンターの立ち上げを成功させる。オウンドメディアを立ち上げ、年間350件以上のお問い合わせを生むメディアへと成長させる。2019年4月に取締役COOとして組織運営に参画、2024年3月より代表取締役社長に就任。
今回お話しをお伺いしたのは西さん
2020年4月に佐賀支社に新卒で入社し、オペレーション業務を担当。2022年3月に東京本社のマーケティング部へ異動し、ブログ業務やクリエイティブ業務に従事。現在は、広報としても幅広い業務を担当している。
PR効果試算シュミレーター『カチダス』開発の背景
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信谷
最初にPR効果試算シュミレーター『カチダス』を開発することになった背景をお聞きしても良いですか?
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瀧沢さん
はい、元々私たちは運用型広告で成果を出すプロフェッショナルとして事業を行っていました。その中で2022年12月にベクトルグループへジョインするにあたり、現在の事業にPRを組み合わせてクライアント様に更なる価値提供ができないかと考えるようになりました。ただ、広告やマーケティングに詳しい人でも、PRが実際どのようにマーケティングの数字に影響するのか伝えるのは難しく、具体的な数字の動きが見えにくいと感じている方が多かったんです。
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信谷
確かに、PRの効果を具体的に数字で示すのは難しいですよね。
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瀧沢さん
その中で、私たちは『検索創出型マーケティング(SCM)』という新しいコンセプトを考案しました。キーワードのボリュームやバリエーションを自然に増やす施策としてPRを活用するということですね。メディアに取り上げてもらうことで、信頼され、好意的な検索数が増え、それが最終的にコンバージョン(CV)につながるというプロセスです。この『検索創出型マーケティング(SCM)』を示すため、PRがどのようにマーケティングの数字に影響を与えるのかを視覚的に見せるツールが必要だと考え、PR効果試算シュミレーター『カチダス』の開発に至ったわけです。
カチダスのデモ画面
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信谷
数値的に見せることが可能になれば、『検索創出型マーケティング(SCM)』の説得力が増しますもんね。実際にシミュレーションが完成した今、新たな目標はありますか?
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瀧沢さん
将来的には、このシミュレーターを無料で一般公開することを目指しています。特に、ウェブ広告の成果をより効果的に改善し、コストパフォーマンスの良い認知拡大を実現することを目的としています。また、『検索創出型マーケティング』をマーケティングとPRの共通言語として活用してもらい、この言葉が広まっていくことも目標にしています。
「カチダス」の活用状況と今後の展望
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信谷
現在、もう既にこのシミュレーターは活用されているのですか?
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瀧沢さん
はい、すでに営業部隊が商談時にこのシミュレーションシステムをクライアント様に見せて使っています。オンライン商談でもこのツールを使って簡単に効果を視覚的に示すことができるので、非常に便利です。
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信谷
それは便利ですね。今後、アップデートとして考えていることはありますか?
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瀧沢さん
そうですね。現状ですとシミュレーションの精度向上ですかね。現在の精度は60%程度と感じていますが、さらに多くの事例を集めて精度を高め、期待値の下限や上限を表示できるようにしたいと考えています。今は中央値の数字なので。
システム開発の体験と学び
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信谷
弊社のシステム開発について、特に満足している点や良かった点があれば教えてください。
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西さん
そうですね、実は私にとってシステム開発の案件を担当するのは初めての経験だったんですね。ですが、Ownedさんとのやりとりは非常にスムーズで、難しい用語や技術的な内容も私がSlack等で質問すると、分かりやすいように説明していただけたのが助かりました。
実際のSlackのやり取り
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信谷
初めてのご経験だったのですね。不安とかはなかったんでしょうか?
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西さん
もちろんありました(笑)。瀧沢の頭の中にあるアイデアを具体的な形にしていくプロセスが大変でしたね。
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瀧沢さん
正直、最初は無茶なお願いだったかもしれませんね(笑)
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西さん
それでも、Ownedさんは私たちの要望をしっかりと形にしてくれたのが嬉しかったです。特に嬉しかったのは、サーバーとドメインの管理をそれぞれシステム会社に発注して管理していて、『カチダス』の設置のためのやりとりが非常に大変だったのですが、信谷さんが積極的に対応してくださって、一瞬で解決したことです。本当に助かりました。
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信谷
それは嬉しいお言葉ですね。ありがとうございます。
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瀧沢さん
依頼している会社さんにラフ画などを渡すと、方向性が違ったものが返ってきてしまうことが多いのですが、Ownedさんは全くそれがなくて、毎回しっかりと前進しているなと感じられました。
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西さん
わかります。開発のスピードも感動的でした。あるミーティングで提案した内容が、たった3日後には実装されていて、シミュレーターとして動いていたのを見たときは、本当に驚きました。
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信谷
感動的と言っていただけて嬉しい限りです。
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西さん
先程もお話ししましたが、私自身、不安の中で初めて開発案件に携わらせていただいたのですが、参加して良かったなと思っています。自分の頭で思ったものがちゃんと形になるということを知れて、視野が広がったので、とても良い経験でした。
新ミッションへの移行と展望
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信谷
では、せっかくなので西さんから見た今後の展望や目標についてお聞かせいただきたいです。
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西さん
キーワードマーケティングは2019年から、ミッションとして『誰かの人生の、分岐点になる広告を。』を掲げてきましたが、2024年9月に『誰かの人生の、分岐点をつくる。』にミッションを変更しました。
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信谷
ミッション変更ですね。それには、どのような背景があったのでしょうか?
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西さん
以前のミッションは、インターネット広告をただ出稿するだけでなく、広告のその先の『誰か』のことを考えるというメッセージも込めていました。しかし、近年、インターネット広告市場は多くの広告主が参入していることもあり、以前ほど広告だけで十分な成果を上げることは難しくなってきています。
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信谷
確かに、広告市場の競争が激化していますよね。
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西さん
そこで、さきほど瀧沢からご説明した『検索創出型マーケティング(SCM)』を活用し、’第三者からの声’で検索ボリュームを増やしコンバージョンを獲得するという新しい価値提供を行うようになりました。この動きに合わせ、『広告』以外の手法を活用しながら、引き続きお客様のその先の方々の人生を私たちが変えるという意味を込め、新ミッションを制定することにしました。
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信谷
広告とPRの融合は、まさに今の時代に求められるアプローチですね。
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西さん
私個人としては、広報担当としての活動を通じて多くの方に会社のことを知っていただき、ご相談をいただく機会を増やすことで、間接的ではありますが『誰かの人生の、分岐点をつくる』ことに繋げていきたいと思っています。
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信谷
西さんのお話から、貴社の新しいミッションに対する強い想いが伝わってきました。まさに『誰かの人生の、分岐点をつくる』というミッションを実現するためのPR効果試算シュミレーターが、今後ますます多くの方々に役立つことを期待しています。最後に、西さんから一言いただけますでしょうか?
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西さん
はい、今回、検索創出型マーケティング(SCM)を皆さんに知っていただく象徴的なツールとなったカチダスを、Ownedさんが迅速に形にしてくださったことを大変有り難く思っています。検索創出型マーケティング(SCM)をメディアでご紹介する際に、あわせてカチダスもお見せしているのですが、検索創出型マーケティング(SCM)ではなく「カチダスについて知りたい」とお問い合わせいただくこともあり、可視化ツールのポジティブな影響を実感しています。引き続き、Ownedさんにもご協力いただきつつ、Webマーケティング業界でキーワードマーケティングだからできることを最大限実現していくため、努めてまいります。
- Ownedでは…
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